タンクFRPライニング施工とは?

query_builder 2025/08/09
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タンク内部の劣化や腐食は、液体を安全に保管するうえで大きなリスクとなります。
劣化や腐食を解決する手段として注目されているのが「タンクFRPライニング施工」です。
本記事では、タンクFRPライニング施工について解説します。
▼タンクFRPライニング施工とは
■耐食性が高い
FRPは、繊維強化プラスチックという化学的に安定した素材で、酸やアルカリなどの腐食性物質に強い特性を持ちます。
タンクの内面にFRPライニングを施すことで、内容物による腐食や水分の影響を抑えることが可能です。
金属タンクの弱点である錆や劣化を防ぎ、燃料や薬品などを安全に保管できる環境を整える役割を果たします。
■軽量かつ高強度
FRPは、鉄やステンレスに比べて非常に軽量でありながら、引張強度や耐久性に優れた素材です。
そのため、ライニング施工を行ってもタンク構造に過度な負担をかけず、補強効果を得られます。
軽量性と高強度を兼ね備えたFRPは、保守性と安全性の両立を求められる施設にとって、理想的な素材でしょう。
■既存タンクの延命が可能
新しいタンクに交換する場合、大規模な工事や高額な費用が発生します。
しかし、FRPライニングを施せば、既存のタンクを解体せずに再利用することが可能です。
内面から補修を行うことで、使用年数が経過したタンクでも高い機能性を維持でき、長期にわたって安定した運用が叶います。
▼まとめ
タンクFRPライニング施工は、コストを抑えながら耐久性と安全性を高める工法として、多くの現場で活用されています。
耐食性・高強度・延命効果という3つの特長により、老朽化したタンクでも安心して使用できるでしょう。
『株式会社NKS』は、大阪にて地下タンクの設計や制作・メンテナンスなどを手がけております。
現在、新規スタッフを募集しておりますので、溶接の有資格者の方はぜひお問い合わせください。

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