ボイラー溶接士の種類について

query_builder 2025/08/28
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ボイラー溶接士は、高温・高圧にさらされるボイラーの構造物や配管を溶接する専門職です。
現場では安全性と精度が強く求められるため、国家資格の取得が必須とされています。
ここでは、ボイラー溶接士の種類について解説します。
▼ボイラー溶接士の種類
■普通ボイラー溶接士
普通ボイラー溶接士は、ボイラー本体や付属配管など、比較的小規模な圧力容器の溶接を担当する資格です。
主に小型から中型のボイラーや補助装置が中心で、蒸気圧力が比較的低い装置が対象となります。
基本的なアーク溶接技能や図面理解力・安全知識が求められ、実技試験と学科試験、両方の合格が必要です。
資格取得後は、特定の監督者の下で作業を行うことが想定されており、経験を積むうえでの登竜門とも言えます。
■特別ボイラー溶接士
特別ボイラー溶接士は、大型の高圧ボイラーや発電所向け設備など、高度な安全性が求められる溶接作業を担当できる資格です。
取り扱う部材は厚みがあり、複雑な形状となることも多く、通常の技術では対応が難しい場面もあります。
合格には実務経験も一定以上必要とされるため、普通ボイラー溶接士としてのキャリアを積んでから受験するのが一般的です。
試験では、高度な溶接技術や溶接条件の選定能力・材料特性に関する深い知識が問われます。
▼まとめ
ボイラー溶接士には普通と特別の2種類が存在し、それぞれ対応できる装置や求められる技術レベルが異なります。
将来的な目標や希望する現場に応じ、段階的に資格取得を目指すことが現実的な選択といえるでしょう。
大阪で地下タンクおよび配管工事を行う『株式会社NKS』では、一緒に働くスタッフを募集しております。
溶接の有資格者を歓迎しておりますので、ぜひご相談ください。

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